Role&Roll 編集部
新作TRPG試し読み!『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』
見出し画像

新作TRPG試し読み!『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』

Role&Roll 編集部


これは出会った【弾丸】バレットたちの、血と硝煙に彩られた物語だ。
『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』

ようこそ。世界の裏側へ――

 NEW GAME PLUSのからすば晴の最新作『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』(以下、『キズナバレット』)が、ついに情報解禁です。
 舞台は似て非なる歴史を辿った現代の日本――東京。
 これはキセキを殺すために出会った【弾丸】バレットたちのTRPG。
 試し読みも最後にありますので、ぜひ最後までご覧ください。
※試し読みは開発中のものです。内容が変わる場合があります。

儚く苛烈な戦いの軌跡
――『キズナバレット』とは

 舞台は現代の日本――東京。
 社会には銀色の災厄“ キセキ使い”が蔓延っていた。日本で起きる殺人・変死・失踪などの不可思議な事件、あるいは犯罪組織にはこの“ キセキ使い”が関わっているという。
 この人の姿をした厄災を抹殺するため、プレイヤーは“ ハウンド” と呼ばれる戦闘人形、または“ オーナー” と呼ばれる“ ハウンド” の管理者となり2人でバディを組み、事件解決に当たる。
 本作ではGMを含め2~5人で遊ぶことを想定し、交流シーンでPCの演出がしやすい「ドラマターン」ルールを採用。

プレイ人数:2~5人(GMを含む)
プレイ時間:3~4時間(PC作成時間をのぞく)
必要なもの:『キズナバレット』のルールブック・6面体のダイス(PL:3個・GM:10個程度)・キャラクターシート・筆記用具
あるといいもの:スマートフォンやタブレット(シート類や筆記用具を持ち歩かなくても遊べます)・飲み物や食べ物(GMの分もわけて用意しましょう!)


死が2人を別つまで――[バレット]とは


 『キズナバレット』の舞台は私たちが暮らす現実とほとんど変わらない世界です。スマートフォンやタブレットなど、電子機器が普及し、インターネットがあれば遠く離れた人と会話ができる時代。
 そんな平穏に見える世界ですが、その裏には恐るべき不死の怪物が潜んでいます。
 それは“キセキ使い”と呼ばれる存在です。彼らは“福音”ゴスペルというナノマシンに侵蝕された怪物であり、その心に宿る欲望ネガイを満たすため人知を超える力をふるいます。

 不死の怪物たる“キセキ使い”を殺すことができるのは、“ハウンド”と“ オーナー” のペア(あるいは“ハウンド”2人+“オーナー”1人のトリオ)のみ。協力してキセキ使いに立ち向かっていくのです。


ハウンド

 ハウンドとは、“キセキ使い”を殺すために作られた殺戮人形です。その素体は“キセキ使い”によって殺された少年少女の死体であり、その多くは10代半ばから20代前半の外見をしています。
 彼らは“福音”に対抗するためのナノマシン“リベル”が21グラム投与されており、非常に高い戦闘力を持ちます。しかし、彼らは単独では戦うことはおろか自我を持って動くことすらできません。管理者である“オーナー”と精神的なリンク――“ペアリング”を行なうことで、はじめて猟犬となるのです。

 ハウンドは青い瞳・ハーネス・青い血・高い戦闘能力など、様々な特徴があります。ハウンドについて知っている人ならばその外見的特徴ですぐ判断することができるでしょう。
 ですがハウンドの特徴はそれだけではありません。その力を限界以上に使用すると他者に対する感情や記憶――《キズナ》が壊れてしまう脆さも有しています。


オーナー

 オーナーたちはハウンドたちの監督者です。ハウンドと行動を共にし、その精神を保つことで耐用時間を増やすことがその役割です。そして、オーナーはハウンドと共に戦う相棒(パートナー)でもあります。
 オーナーにもごく少量の“リベル”が投与されていますが、1人では“キセキ使い”に対抗することはできません。しかし、ハウンドと“ペアリング”し、一蓮托生の“バレット”になることで“キセキ使い”へ戦いを挑むことが可能となります。

 オーナーは外見的特徴はほとんどありませんが、リードと呼ばれる指輪状の機械の装着が義務付けられています。これはオーナーの体にあるリベルの活動をサポートし、ハウンドとのペアリングを安定化するためのものです。
 そしてオーナーもまた、ハウンドとのペアリングによって、幻覚・依存症といった副作用が発生するほか、戦いの中で《キズナ》が壊れてしまう危険性を持っています。

 ハウンドとオーナーが、何を考え、何について悩み、何のために戦うのか……。
 彼らが持つ信念や心の闇は“ネガイ”と総称されています。
 人の心が純粋なものではないように、ネガイにも表層的なものと、心の奥底に抱えているものの2つが存在します。たとえば、表では正義を重んじるネガイを持つものでも、その心の奥では“キセキ使い”への復讐心が燃えたぎっているかもしれません。あるいは、復讐に燃えているように見えるものでも、隠されたネガイは誰かを守るためであるかもしれません。
 そのネガイこそが、バレットたちを戦場へ駆り立てる力となっているのです。

『キズナバレット』の世界を簡単にまとめると
1:舞台は(ほぼ)現代。
2:“ ハウンド” という少年少女と、
  それを管理する“ オーナー” がペア(トリオ)を組んでいる。
3:彼/彼女らが、記憶や感情をすり減らしながら、
  秘密裏に“ キセキ使い” と呼ばれる異常な存在と戦ってゆく。


喪失を力に変えて
――《キズナ》と《キズアト》とは


 ハウンドの肉体は高い再生能力を持ち、また老化は起こりません。ですが彼らには“キズナの破壊”による活動限界が存在します。
 《キズナ》とは、「その人物が、他者や外界に対して抱いている、強い感情や記憶」をさし、これを代償にすることでリベルは活性化するのです。そのため、力を使えば使うほど、精神に大きな影響を与え、感情や記憶を失っていくのです。
 そして戦闘を終えるたびに必ず《キズナ》の破壊が発生します。
 そして、《キズナ》の破壊が進むと、消滅や怪物化といった危険も……。
 なお、ハウンドとペアリングしているオーナーは、その壊れてしまう《キズナ》の肩代わりをすることができます。行うとオーナーの寿命自体が縮んでしまいますから、共に壊れてゆくか、相棒を看取るかはオーナーの決断次第となります。

 《キズナ》の破壊は、副産物として戦闘能力の向上をもたらします。これを《キズアト》と呼びます。様々な死線をくぐり抜け、多くの《キズナ》を失ってきたバレットたちだけが、より強大なキズナ使いを倒すことができるのです。
 ただし、《キズアト》は純粋な強化ではありません。《キズアト》が増えるたび、その持ち主の心身に変容が起きてしまいます。たとえば感覚の一部が消失したり、暴力を好むようになったり、他者に触れることが苦手になったり……ハウンドとオーナーは傷つき、壊れながら、次なる強敵との戦いへと駆り立てられてゆくのです。

 書籍内ではオーナー、ハウンド、そしてネガイごとの《キズアト》が多数掲載されています。


ヒトの姿をした厄災――キセキ使いとは


 キセキ使いは人知を超えた力を使う者たちであり、彼らの肉体はほぼ100%福音ゴスペルと呼ばれるナノマシンに置き換わっています。どれだけ肉体が損傷を負っても“福音”が傷を埋めてしまうため、彼らは不老不死の存在なのです。
 また、“キセキ使い”たちは自由自在に物質を生み出したり、自然現象を操ったり、精神を支配したり、死者をよみがえらせたりと、様々なキセキの力を有しています。
 そして“キセキ使い”を突き動かすのは、その心を占める欲望ネガイです。彼らは己の“欲望”を満たすため永遠に凶行を繰り返し続けます。
 新たなキセキの犠牲者を出さないため、バレットたちは迅速に“キセキ使い”を探し出して抹殺しなければなりません。


世界のルール――システムとは


 『キズナバレット』では6面体のダイスを、プレイヤーが3個、GMが10個程度使用します(これは《キズアト》の増加によって数が変わることがあります)。

 セッションは[導入フェイズ]、[調査フェイズ]、[最終決戦フェイズ]、[終幕フェイズ]という4 段階に分かれています。
[導入フェイズ]ではバレットたちの日常と事件への介入、[調査フェイズ]では事件に関する情報を集めていきます。
 この[調査フェイズ]ではダイスを1個使用し、判定を行います。このダイスロールで5か6があれば調査が成功するという簡単なシステムとなっています。もちろん《キズアト》の能力や、シチュエーションに応じたロールプレイを行う事でダイスの数は増えていきますし、万が一駄目でも「パートナーのヘルプ」によって出目をカバーすることが可能です。

[最終決戦フェイズ]ではアタックPCとサポートPCに分かれることで戦闘中に可能な行動――《戦技》の内容が変わります。《戦技》は戦場を縦横無尽に走り回り、相棒との呼吸を合わせた戦闘を楽しむことができます。そして《キズアト》の力や、《キズナ》の破壊を代償とした強力な出力超過オーバードーズでキセキ使いとの死闘を演出します。
 なお、簡易ルールも用意されているので「戦闘は苦手! ロールプレイだけじっくり楽しみたい!」という人も安心です。
 最後に[終幕フェイズ]では物語に決着をつけ、《キズナ》の破壊による新たな《キズアト》を抱えることになります。
 プレイキャラクターによっては、全ての力を使い切って消滅したり、“リベル”に侵蝕された怪物と化して「ロスト」してしまうかもしれません。
 それでもバレットたちは、心にある“ネガイ”のために、戦場に立ち続けるしかないのです。


「たとえキセキがなくたって、俺たちは殺し合う」――第2巻制作決定


 『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』は12月27日ごろの発売を予定しています。
  そして発売前ではありますが……。第2巻の制作が決定しました!

 『キズナバレット 2 野良犬たちのキズアト』

 こちらは『キズナバレット』の拡張ワールドブック第1弾であり、追加のネガイや、追加のサンプルキャラクターのほか、特殊な背景を持つPCを作成できる新要素が追加される予定です。東京の裏社会に焦点を当てたダーティーな世界設定も追加され、組織から抜けて社会の片隅で生きるフリーランスのバレット、ヤクザ、マフィア、“教会の殺し屋”という変わったバレットも作れるように……?
 2022年3月ごろの発売を目指し、鋭意制作しております! どうぞ続報をお待ちください♪


猟犬たちのネガイ――試し読み

※PDFの内容は制作中のものです。内容が変更になる場合があります。

猟犬たちのネガイ――書籍情報

『キズナバレット 1 猟犬たちのネガイ』
著■からすば晴/N.G.P.
発売日■12月27日ごろ
値段■1,900円+[税]
ISBN■978-4-7753-1979-6 
商品リンク(Amazon)■https://amzn.to/3l27WRN

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
Role&Roll 編集部
テーブルトークRPGをサポートする書籍『Role & Roll』の編集部です。 新刊の情報や、読んで楽しいコラムなどを掲載していきます!